「留学生による日本語スピーチコンテスト」とあるように、本コンテストは壇上に上がる留学生が主役です。我々WIC会員が留学生のサポートをしながら準備を進めていきますが、その過程の中ではお互いに様々な発見があります。ある者にとっては当たり前であることが、またある者にとっては新鮮に感じられることもある。これまで知らなかった世界を知ったり、新しいものの見方を得られることは、年齢や国籍の垣根を超えた我々の活動の醍醐味です。様々なバックグラウンドを持つ留学生のスピーチを通して、観客や審査員の方々、さらに留学生が通う日本語学校の先生たちにとっても、新しい世界を知るきっかけとなればという願いを込めて、コンセプトを設定しています。

当コンテストは1965年に一教室でささやかな催しとして始まった、今年で58回目を迎える当団体主催の伝統的なイベントです。

早稲田大学への留学生のみならず、日本語学校で学ぶ学生など様々なバックグラウンドを持った留学生が参加しています。

出場者はそれぞれの経験や想いをもとにスピーチ原稿を作ります。当団体会員は少人数のグループに分かれて、日本語の表現や発音発声などのサポートを行い、出場者と力を合わせて1つのスピーチを作り上げます。

スピーチ終了後には、コンテスト準備期間の様子などを通して出場者の素顔に迫る、楽しいコンテンツ盛り沢山の第2部を開催致します。こちらもぜひ、ご覧ください。

「第58回留学生による日本語スピーチコンテスト」を通して、長年に渡り当コンテストに携わって下さった皆様、出場者とともにスピーチを作り上げた私たち、そしてスピーチに込められた出場者の熱い想いを、感じて頂ければ幸いです。

本年度のコンセプトは、
「関わってくれる全ての人に新しい世界を知ってもらう」